建設会社の大東建託

大東建託株式会社(Daito Trust Construction Co., Ltd.)は、東京都港区の品川イーストワンタワーに本社を置き、北は旭川から南は沖縄までの188支店(平成19年4月1日現在)を展開して、賃貸などを行う建設会社です。賃貸住宅の管理戸数では業界トップで、供給ベースでも積水ハウスに次ぐ業界第二位の大手です。
現在、大東建託力を入れている「賃貸経営受託システム」は、土地所有者の土地活用ニーズと、入居者の賃貸住宅へのニーズを結びつけて、建物賃貸事業を総合的にサポートします。賃貸住宅事業をオーナーに代わって一手に担い、賃貸住宅の提案から施工、入居者斡旋、賃貸物件の空室時家賃保証、各種管理サービスまで一貫して行っています。
大東建託は建設会社としては極めて異色で、取引業者からの贈答品や接待は一切受けないといわれています。情報公開にも力を入れていて経営の透明性にも定評があります。
大東建託は、スピードと顧客満足度の向上を重視し、業務の効率化を進めているそうです。ITの活用もその取り組みのひとつで、建物の設計段階の初期に実施する「土地の測量」でペンPCを導入してデジタル化を進めてきたそうです。

ペット共生賃貸住宅を全国で展開

大東建託株式会社では、人とペットが安全で快適に暮らすことのできる「ペット共生」賃貸住宅の販売を全国にて開始しました。大東建託は、2003年から首都圏でペット共生賃貸住宅を供給してきましたが、ペット共生ニーズが高まってきていることなどから、全国展開を決定しました。
ペット共生住宅では、ペット対応床材として、ペットの爪などによる引っかき傷にも強いクッションフロアー、クロス張り替え費用軽減のための腰見切り材、壁のコーナー部分に設置された樹脂カバーのコーナープロテクトの採用で、ペットによるかき傷を防止または善処します。玄関ホールや2階の階段降り口に、入居者所有のペットフェンスを取り付けることができます。 ペットを一時的につないでおくためのリードフックが設置されています。ペット対応コンセント(高さ1.1mの位置に設置)でペットの感電事故を防止します。 ユニットバスには、ペットのトリミングによる排水管の毛詰まりを防止するため、排水口にヘアキャッチャーをセットしています。くぐり戸付ドアの設置で、ペットが室内を自由に移動でき、ペットの出入りによる冷暖房のロスも軽減します。散歩のあとにペットの足を洗ったり、水を飲ませたりするためのリードフック付共用足洗い場も用意されています。
「ペット共生」住宅の入居者需要の多さなど、大東建託独自の基準を満たす全国各地で販売されます。

大東建託身売りのニュース

大東建託の創業者、多田勝美会長が実質的に保有する約30%の同社株を売却するための最終入札が12月21日行われ、米ゴールドマン・サックスなど複数の外資系金融機関が応札しました。外資系各社は株式公開買い付け(TOB)による全株取得を目指していると報道されました。
[東京 2月29日 ロイター]大東建託の全株式取得を提案しているエートス・キャピタルら、ファンド陣営が買収資金の調達で複数の金融機関と最終交渉に入ったことが分かりました。全株取得の買収総額は9千億円を超える見通しで、銀行からの借入れが確保できるかは不透明な情勢です。大東建託に買収を提案しているのは、米ファンドのエートス・キャピタル、国内系投資ファンドのユニゾン・キャピタル、不動産大手の森トラストの3社で、6千億円程度を借入れで賄う計画だそうです。大東建託の評価のほかに、サブプライムローン問題で、各銀行とも融資に慎重です。ファンドが多額の資金を借り入れて実施するM&Aをめぐっては、サブプライム問題に端を発した信用収縮で銀行から借入れ金を手当てしにくくなり、世界的に買収はスムーズに行かなくなっています。それでも日本では
M&Aの規模が欧米に比べて小さいため、信用収縮の打撃は受けにくいのですが、今回は規模が1兆円に届くほど大きいため難しそうです。



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